【ペットにできる!?】ポニーってどんな生き物??大きさは?寿命は?ポニーのあれこれ
こんにちは、来音です。
先日仕事場にいた一頭のポニーちゃんが亡くなってしまいました。朝には虹の向こうに渡ってしまっていたということで、誰も看取ってあげることができませんでした。
せめて苦しまずに渡ってくれたならと願わずにはいられません。死因は老衰だそうですが、本当のことは下っ端の私は知る由もありません。今までみんなを癒してくれて、楽しませてくれてありがとうと厩舎の前で手を合わせてきました。
一緒にお参りしていた同期が「飼いつけ(餌やり)の時間になったら、いつもみたいに『早く頂戴!』って帰ってきそうだよね。」と小さくつぶやきました。それを耳にし、にんじんなどのお供え物の置かれた静かな厩舎の中を見つめて、私も「いつでも帰ってきてね。幽霊は怖いけど、○○ちゃんなら大歓迎だよ。」と返しました。
つい最近まで元気に走り回っていたのに、綺麗に片づけられた厩舎はもうその子がいないことを物語ります。命ってなんて儚いんだろう。
全世界の全動物に命の限りはつきもの。だからこそ、せめて自分が関わっている動物は幸せにその命を全うできるように尽くしたいと改めて考えさせられました。
今頃、虹を渡り切って広い草原で楽しく走り回ってくれていることを願っています。
さて、少ししんみりしてしまいましたが、今回は「ポニーについて」詳しく学んでいきたいと思います。
みなさんはポニーについてどれくらい知っているでしょうか。もしかしたら「小さい馬」という認識しかない人もいるかもしれません。では、早速見ていきましょう!
ポニーってどういう馬??
ポニーが実は特定の品種を指すものではないことはご存知だろうか。
要するに次のことが言える。
犬の中の「小型犬」=馬の中の「ポニー」
つまり、ポニーの中にも様々な種類がいるということだ。
下の図を参考にしてほしい。何が言いたいかというと、小型犬の中にもチワワなど様々な犬種が含まれるようにポニーの中にも様々な種類が存在するということだ。
具体的には、体高が147cm以下の馬のことをポニーと呼ぶ。147cmと聞いて意外と大きいと思うかもしれないが、ポニーという一括りの中でも大きさはピンからキリまであることを覚えておこう。
ポニーの寿命はどれくらい?
普通の馬の寿命は、過去の記事でも書いた通り約30年ほどだと言われているがポニーはいったいどれくらい生きるのだろうか。
体の小さいポニーだが、その寿命は通常サイズの馬とそう変わらない。平均寿命は30年程度であるが、40年近く生きるポニーもいる。ポニーの品種によっては30年以上生きるのが当たり前な種類も存在するのだ。
ただし、体が小さい分心疾患にかかりやすいというデータもあるので食生活や運動には注意してあげなくてはならない。
ポニーの性格は?
よく子供用の乗馬体験などで使われるポニー。その理由は小さいからというわけではなさそうだ。
ポニーは温厚な性格の持ち主が多く、丈夫である。また、頭も非常によく海外では盲導馬として使われていることもある。
身体は小さいがやはり馬。走ることに関しては侮ってはいけない。種類によっては、時速40kmで走ることもできる。
どんな種類がいるの?
ポニーにもたくさん種類がいるが、今回は有名でかわいい種類を中心にいくつか紹介していく。
シェトランドポニー
イギリスのシェットランド諸島原産のポニーである。先日亡くなったポニーちゃんもこのシェトランドポニーだった。
だいたい体高が142~145cmという小型だが、実は力が強く丈夫な馬だ。本場イギリスでは元々農耕用にも使用されていたらしい。小柄な大人なら乗れるほどがっしりとしている。
現在も子供の乗馬用として活躍していたり、ショーでパフォーマンスをしたりと人気の品種である。
盲導馬として使われるのもこの品種である。
シェットランドポニーのお散歩~A sun bath of a pony
ファラベラ
先ほど図でも書いていたこの品種。どうして例で使用したかというと私はファラベラが大好きだからだ。
何といっても姿がとても愛くるしい。ポニーの中でも最少のアルゼンチン原産の品種である。体高は70~78㎝で、一つ前に紹介したシェトランドポニーと比べてもとても小さいことが分かるだろう。シェトランドポニーの半分くらいの大きさである。
さすがに小さいので乗馬には向かないが、海外ではペットとしても人気がある。また、頭がよく調教されホースショーでも活躍できる。ファラベラもまた、盲導馬として使用される。
日本在来種
日本に古来から生息している日本在来種も体高が小さいことからポニーとして区分される。
日本在来種には主に8種類が含まれる。
- 北海道和種
- 木曽馬
- 野間馬
- 対州馬
- 御崎馬
- トカラ馬
- 宮古馬
- 与那国馬
どの種類も体高が平均130cm前後と小さいが、農耕などに使われていただけあって丈夫で力が強い。
なお、詳しく知りたい方はこちらのサイトをチェックするとよい。👇
【野間馬ハイランド】馬の食事風景 愛媛県今治市野間馬ハイランド
ハフリンガー
イタリアやドイツなどヨーロッパ原産のポニーにハフリンガーという品種がいる。体高は130cm程度で、体が栗毛でたてがみがブロンドのように明るくとても綺麗な馬だ。
体格がいいため、大人でも軽々乗せて走ってくれる。そのため、シェトランドポニーやファラベラはホースショーなどで活躍することも多いが、ハフリンガーは乗馬用の馬として輸入されることが多い。
ポニーとミニチュアホース
ポニーの中でもファラベラのように体高が80㎝前後の超小型のポニーをミニチュアホースという。
体高80㎝とはどれくらいなのだろう。想像がつきやすいように身近な犬の大きさと比べてみる。
大型犬で知られているゴールデンレトリバーの体高が大体60㎝ほど、ボルゾイの体高が80cm前後である。
つまり、ミニチュアホースは大型犬と同じくらいの大きさだと言える。
ミニチュアホースの中でも有名なのがスエトシ牧場の「そらまめ」という馬ではないだろうか。名前を聞いたことがある方も多いかもしれない。
体がとても小さく、愛嬌のある可愛らしいミニチュアホースだったが、残念ながら2019年7月20日に原因不明で亡くなってしまった。
ポニーはペットとして飼うことができるのか
結論からいうと、ポニーはペットとして飼うことができる。
値段は30万から50万程度。ワールドランチホースクラブなどの牧場で購入することができる。
しかし、ポニーを飼うにあたって必須条件も付いてくる。下記のようなものはまず必要である。
- 体の大きさに合わせた馬房(小屋)
- おがくずなどの敷材
- 走ることのできる広い場所
- 無口
- 乾草などの飼料
- 飼い桶(水入れ)
犬や猫よりも十分に広いスペースは必ず必要だ。無論犬や猫よりもお金もかかる。そして一番大切なのは、最期までお世話をする覚悟である。冒頭にも書いたがポニーは30年以上生きることもある。それだけ長い間家族として大切に一緒に暮らす覚悟を持たなくてはいけない。
まとめ
まとめとして何か述べるならば、やっぱりポニーってかわいい。小さくて愛嬌があって温和で賢い。本当に可愛らしい生き物である。
飼わなくてもポニーと触れ合える施設は日本にもたくさん存在している。コロナが収束したら是非ポニーのいる牧場に足を運んでみてはいかがだろうか。
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