矛盾留学生、来音の記録〜動物科学科の先〜

アメリカに4年間正規留学し、動物科学を学んできた来音が知識を生かして就職するまでとした後の日々の記録。

【アメリカ正規留学②】ホームステイ開始!実際のホームステイってどんな感じ?ホストファミリーとの関係は良好?

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こんにちは、来音です。

なんだか急に寒くなってきましたね!

つい最近まで昼間は夏日だったのに、今日なんて夜は肌寒いどころか冬の空気を感じました。

 

さて、前回のブログではサンフランシスコ空港に1人で降り立った時のことを書きました。

今回はそこから初めてのホームステイ先での出来事を振り返りたいと思います。

 

まず、ホームステイとは何かについてご紹介します。

 

ホームステイとは?

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ホームステイとは、海外からの留学生が現地の家庭に住ませてもらうことを言います。

日本で言う下宿のようなものでしょうか。

 

私は留学生活で3度違う家庭にお世話になったのですが、基本的には自分の部屋が一室与えられて好きなように使うことができます。

 

そのほかで言うと、アメリカの一般家庭にはシャワールームが少なくても2つはあるのでその1つを使わせてもらえます。

もちろん自分の洗面用品を置いておくことも可能です。

 

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冷蔵庫も基本的には自由に使えますが、ホームステイ先によっては「冷蔵庫のこの段は好きに使っていいよ」と指示を受ける場合もあります。中には、冷蔵庫にあるものを好きに食べてもいいと言ってくれる優しいホストファミリーもいます。

 

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日本とは違い、アメリカ人は基本的にとてもフレンドリーです。

よく洋画で、家に遊びにきた友達が勝手に冷蔵庫を開けてジューズを飲み始めるといったシーンを見かけますが、あれは事実です。

 

日本だと「あなた何してるの!?」という非常識な行動として受け取られるかと思いますが、アメリカ人は心を許している友人が自分の家で家族と同様の行為をすることを認めているみたいなのです。

 

それを顕著に表している言葉があります。

Make yourself at home!

Make yourself comfortable!

聞いたことがある人も多いのではないかと思います。

 

自分の家のようにくつろいでねという意味になるのですが、このくつろぐというのは本当にくつろいじゃってオッケーという意味になります。

 

冷蔵庫から何かとってもいいし、テレビを見てもいいし机の上のものを食べてもいいよということみたいなのです。

 

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ホームステイをする時点でホストファミリーはその学生のことを本当の家族のように思って接してくれます。

 

もちろんあなたはホームステイ先を自分の家のようの思っていいし、好きなように家で過ごしていいのです。

 

日本人は初め気を遣ってしまいがちですが、逆にオープンになってしまった方がホームステイを楽しめます。

 

ホストファミリーは留学生を受け入れてくれるような心優しい人たちなので、外国人にとても寛容です。

 

日本の文化を知りたいと思ってくれている人も多い印象なので、自分からたくさん話しかけてコミュニケーションを取った方が楽しいホームステイ経験になります。

 

「なんでここまでカタコトの自分なんかに優しくしてくれるんだろう」と感動することもしばしばありました。

 

人間的にも英語力的にも成長が望めるのがホームステイだと考えています。

 

「他人と住むなんてなんだかリラックスできなさそうだし、自分の時間が取れなさそう」と考えるのではなく、せっかく異なる文化に触れ合う機会のある留学経験なので、現地の人と住み、文化の違いを肌で学ぶのも人生の中では貴重な経験となります。

 

私はホームステイしてみて、自分自身学ぶことがとても多かったので全く後悔していません。

むしろ今思い出してもあれほどいい経験はないだろうと思っています。

 

 

初めてのホームステイ先での出来事

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初めてのホームステイ先に着いた時にはもう疲弊しまくっていた。

ついたのは日が暮れてからだった気がする。

 

怪しんでいたドライバーのおじさんに無事に届けられた先は日本では考えられないくらい大きな家だった。

 

ちょっと待ってて

 

確かそう言ったんだと思う。おじさんは私を車に置いて、その家のベルを鳴らした。

 

中からは小柄な白髪の女性が出てきた。一言二言2人は交わすと、戻ってきたおじさんは私の荷物を持ってその家の中に運んで行った。

 

私も後を続く。

 

よく来たわね!待っていたよ。疲れたでしょ?

 

多分そんな流れだった。女性は笑顔で迎え入れてくれた。

 

私はもう疲れ切っていたのと、目的地に着いて安堵していたこともあり

 

初めまして、来音と言います。

 

としか話せなかったような気がする。いや、そこまで話せたかも怪しいかも。

 

初めてのホームステイ先はおばあさん姉妹2人で住んでいる家だった。

 

加えて、私よりも先にホームステイしていた日本人の女の子がいた。

 

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その子は私より確か2、3ヶ月ほど先にアメリカに来ていたようだった。

もう英語ペラペラでただただ尊敬した。そんなに関わりはしなかった。

 

私にとってここがいわゆる1箇所目のホームステイ先となったのだがあと2つ後に体験することになる。

その理由は、本来行くはずだったホームステイ先のホストファミリーが旅行に出かけてしまい、帰ってくるまでの間一時的にこの家にお世話になったというところにある。

 

つまりこのおばあさん姉妹のところは一時的に一週間ほどだけホームステイするところだったのだ。

 

まず、着いたらもう夕食の時間だったのでご飯を用意してくれた。

 

しかも、私が日本人なことを見越してなんと白ごはんとお魚を出してくれた。

 

本当に涙が出そうなほど嬉しかったのだが、、

時差ぼけと緊張のせいでほとんど食べられなかった。

 

もともと緊張したり「食べ切れるかな…」などと考えたりすると食欲が減退するタイプの人間だ。

 

本当に今思い出しただけでも申し訳ないが、全部は食べきれなかったので明日の朝食に取っておいた。

 

その後、シャワーの出し方や家の案内をしてもらった。

 

ゆっくり話してもらったので半分くらいは確か理解できたけれど、全部を理解することができなかった。

 

もうもどかしくてもどかしくて、下に字幕出てこないかなとまで考えた。

 

無論そんなの出るはずもなく、私はほとんどをHAHAHAとYESだけで乗り切った。

 

その結果、ホストファミリーには

あの子Yesしか言わないわね。と言われたのが何故かとっても耳に残っている(笑)

 

全然聞き取れなかった英会話なのになんでそれだけはっきり聞き取れたのかわからないが、ものすごく恥ずかしかった。

 

そりゃそうも思われますよな。

 

何が英語得意だ、何にも言えないし何にも聞き取れないじゃないか。

 

アメリカに来て初めの夜はもちろんその時差ぼけで寝ることもできず、なんとかWiFiだけ聞き出して自分のスマホに繋いだ。

 

そしてやっと家族に連絡することができた。

 

「無事でよかった。連絡ないけん心配したよ。」

 

自分のことに精一杯で、ベッドに入るまで連絡もできなかったことを申し訳なく思った。

 

そりゃ心配もするはずだ。それと同時にスマホのことを考えてなかったことに気がつく。

 

WiFiがないと連絡が取れないという危機的状況。

 

寝られないからとりあえずよく使われる英会話のフレーズを必死に本で暗記した。

 

これってなんて言うんだろう、こう言いたい時はどういう表現が自然?

 

調べ出すと止まらなかった。現地に来てから勉強するなんて馬鹿すぎると自分に呆れた。

 

 

 

気がついたら明るくなっていたのは言うまでもない。

 

結局寝れずに朝がきた。幸い学校が始まるのは3日後とかそれくらいだったので、特に支障はなかった。

 

残していた昨夜の晩ごはんを食べて、次の日はホストファミリーとたくさん話してみた。

 

ゆっくりしか話せないし、自分の伝えたいことの半分も伝えられなかったがどこか距離が縮まったように感じた。

 

母が空港で渡してくれたアルバムをフル活用してまずは自分の地元について紹介してみた。

 

カタコトだったはずだが、ホストファミリーのおばあちゃん達は笑顔で興味深そうに聞いてくれた。

 

夜はホストファミリーと一緒に映画を見るのが習慣となった。おばあちゃん達はウエスタンの映画を好んで観ていたので、よく分からなかったが一緒に観ていた。

 

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私が心掛けていたことは、「自分の部屋には閉じこもらない」ということと「なるべくホストファミリーとコミュニケーションをとる」ということだった。

 

留学に行く前に「日本人は留学しても自分の部屋に閉じこもってしまうことが多い」というのをどこかで目にした。

 

そうすると、留学に来た意味が半減してしまう。それに私はなんだかんだ言って英語を話すことが面白くなっていた。

 

どうやったら伝わるんだろう、どうしたらもっと自分の気持ちを表せられるんだろう。

 

伝わった時は心から嬉しかったし、混乱してしまった時もホストファミリーは私が何を言おうとしているのか理解してくれようとした。

 

今も私はその時の気持ちが鮮やかに思い出せる。だから、私が外国人に日本であったときは同じような対応を必ずする。

 

初めから上手く話せなくてよかった。おかげで学ぶことがたくさんあった。

話せないもどかしさも伝わった時の嬉しさも、今では人生の宝物だ。

 

この初めのホームステイの3日後から初めて大学に行くこととなる。

そこからの話はまた次回に回そうと思う。

 

改めて思い出すと、心が温かくなるのと同時に「よく頑張ったなぁ」と当時の自分に言ってあげたくなった。

 

 

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