【乗馬初心者向け】馬と仲良くなる方法~馬という生き物を知る~
こんばんは、来音です。
今日は私の仕事の一部でもある動物との触れ合い方について紹介します!
今回は「馬」について取り上げてみましょう。
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体は大きい!だけどとっても臆病で温厚な生き物
「馬」と聞いてどのようなことが思い浮かぶだろうか。
大きい
草食動物
足が速い
荷物や人を運ぶことができる
群れで行動する
など様々なイメージがでてくるだろう。
その中でもしかしたら
大きくて怖い
後ろ足で蹴られる
噛まれる
とマイナスなイメージを思い浮かべる方もいるかもしれない。これらはあながち間違いではない。確かに馬に蹴られることや噛まれることはある。大きいので怖いと感じる気持ちも分からなくはない。
しかし、基本的に人間が正しく扱い、触れ合っていれば馬から攻撃してくることはまずないと言える。実際、馬が暴れたりイレギュラーな動きをしたりする時は馬自身が「怖い」と感じていたり、「その扱い方が嫌だ」と思っていたりする時なのである。
馬は一言で言うとものすごく臆病。耳や目で常に周りの状況を伺っており、ちょっとした違いに敏感に反応する。馬は草食動物なため、戦う術、要するに牙や爪を持ち合わせてはいない。その代わり、彼らには「足」という逃げるに最適な身体機能がある。
英語でアニマルサイエンスや動物行動学を学ぶとよく聞く言葉がある。
Fight or Flight
直訳すれば「戦うか逃げるか」という意味になる。
これはある動物が生命の危機的状況や恐怖を感じる出来事に直面した際に取る反応を指す。「窮鼠猫を嚙む」ということわざがあるが、その場合のネズミはFight(戦う)という行動を取ったことになる。馬は危機的状況に立った場合、Flight(逃げる)ことに長けているということだ。
だから、普段見慣れない物や聞きなれない音を聞いたときに、彼らはそれを危険だと判断すると逃げようとして急に走り出したりパニックになったりしやすい。触れ合うのならば、そのような性格・性質は理解してあげておくべきなのだ。
その部分さえ理解して接してあげれば、馬は基本的に非常に温厚である。向こうから攻撃してくることはなく、正しい指示をすればその通りに動いてくれる。また、よく人を見ており世話をしてくれる人やよく会う人にはなつく。人間のいいパートナーとなってくれるのだ。
どうやって触れ合えば仲良くなれるか
では、どうすればそんな臆病な馬と仲良くなれるのだろうか。経験上、いくつかポイントがあると思う。
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まずは鼻にタッチでご挨拶を
人間だっていきなり初対面の人に頭や背中を触られると驚くだろう。馬も同じなのだ。
人間の場合はどうもと言葉を交わしたり、握手をしたりする。馬バージョンの挨拶の仕方はまず鼻に触れることから始まる。
とは言っても、人間が自ら触りにいくのではない。まずは横から鼻の前に手のひらを伸ばし、馬の方から手のひらに触れてくれるのを待つ。この時に注意するポイントが2つ。
1. 指は丸めずにしっかりと開いておく
これは噛まれることを防ぐためだ。馬の噛む力はとても強いため、噛まれると怪我をする恐れがある。そのため、指はまっすぐに開くようにしよう。餌をあげる場合も同様である。手のひらに乗せてあげるようにする。
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2. なるべく馬から見て左側から接する
馬は左側から触れられることに慣れている。鞍やその他の馬具は基本的に左側から装着され、人間が上に乗る際も左側から乗る。なるべくイレギュラーなことを無くしてあげることでより触れ合いやすく、馬も安心できる。
褒めてあげるときは首をたたく
馬だって褒められるとうれしい。褒めることはコミュニケーションを取る際に非常に大切な役割を果たす。褒める方法は首を比較的強めに2,3回叩いてあげることだ。音がぽんぽんとなる程度が良い。犬に触るときのように撫でるだけでは馬は感じることができない。撫でたいときは、掻くようにして指を曲げた状態で擦ってあげるといいだろう。
また、馬の正面に立たないように心がけよう。理由は2つほどある。
1. 馬は近くが良く見えない
草食動物なため、近くを見る能力よりも遠くを見る能力に優れている。これは素早く天敵を見つけるためだ。そのため顔の近く真正面に立たれると恐怖や不快に感じることが多いようだ。
2. いきなり馬が首を上げた時にぶつかる恐れがある
馬はじっとしている生き物ではない。いきなり首を上げたり下げたり横に振ったりする。もし間近真正面に立っていたら、馬が首を上げたときにアッパーを食らうことになるかもしれない。実際に私は世話をしている時にそれを一度食らったことがある。かなり痛いことを身をもって知ったので良い機会ではあったが、皆さんには経験してほしくない。
必要以上にべたべた触らない
馬は犬や猫と違って、あまり触られるのが好きではないようだ。だから、あまりしつこく触り続けるのではなく褒めるときや触れるときもあっさりと接してあげよう。かわいいので触り続けたくなる気持ちもよく分かるが、是非馬の気持ちも分かってあげてほしい。
耳の動きを頻繁にチェックする
耳は非常によく馬の気持ちを表す。犬なら表情や尻尾の動きを見れば、ご機嫌なのか不機嫌なのか怖がっているのか怒っているのかよく分かる。一方、馬は慣れていない人だと表情は読み取りにくい。そのため、耳をチェックしてみる。
気を張っている・興奮している時
耳をぴんと立てくるくると動かしている。耳はアンテナのように、どこから気になる音がしているのか探る様に頻繁に動いている。
また、命令している相手の方に向いている時にはその人に注目していることを表す。この時は不意に手を口元に持っていったり、後脚の近くに立ったりしない方が無難だろう。
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リラックスしている時
耳を横にだらんと垂らしている。この時には是非表情にも注目してみてほしい。目を閉じていたり、眠そうに目を細めたりしていることがほとんどだ。やさしく顔に触れてみるチャンスだ。驚かさないように気を付けてあげよう。
怒っている・機嫌が悪い時
耳を後ろに伏せている。この時同時に尻尾を大きく振っていたり、後脚を蹴り上げたりしていることが多い。傍に近寄らずに落ち着くのを待ってあげるのがいい。
まとめ
このように馬と仲良く触れ合うにはいくつかのポイントがある。確かに大きくて怖いと感じることもあると思うが、正しく接してあげれば馬は温厚で優しい動物だ。一方で、怖いと思う気持ちも大切に胸の奥に取っておくとよいだろう。
やはり、言葉も通じないため下手に慣れあうと思いがけない行動を取られることもある。馬と触れ合うときはしっかりと反応を確認しながら心を通じ合えるのがベストであり、それがまた乗馬の醍醐味ともなる。
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