矛盾留学生、来音の記録〜動物科学科の先〜

アメリカに4年間正規留学し、動物科学を学んできた来音が知識を生かして就職するまでとした後の日々の記録。

私がアメリカ留学を後悔していない3つの理由

こんばんは、来音です。

前々回の記事で今はアメリカ留学したことを後悔していないという内容を書きました。

今回はその理由を詳しく説明したいと思います。

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不本意だった留学

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もともと英語も好きだったし、外国には憧れも抱いてはいた。高校生のときは、テスト勉強の疲れから常に「朝起きたら外国にいたりしないかなぁ」と妄想していたほどだ。

しかし、本当に留学しようなんて微塵も思ってはいなかった。寧ろ、普通に日本の大学に行って普通にキャンパスライフを楽しむのが夢だった。高3の最後の最後までそうなるだろうと思っていた。私がそれにも関わらず留学した経緯は前の記事を参考にしていただきたい。

raine0202.hatenablog.com

そんな不本意な留学であったが、不思議なことに今ではもう後悔していない。もし、これから私のように不本意に留学することになる・または不本意ながら留学している『矛盾留学生』がいるならば是非目を通してほしい。

 

 

とは言うものの初めは後悔ばかりだった!

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いざアメリカに留学してみると、周りの日本人はみんな留学したくてしている人ばかりだった。当たり前のことではあるのだが、その状況が私にはとても酷であった。

 

「私は別にここに来たかったんじゃない。ただ、動物の勉強がしたかっただけだ。」

「もう少し頑張って浪人してでも日本で獣医学部に行くべきだった。」

 

このような思いをグッと心の奥底に押し込めていたが、気を抜くと見え隠れしてしまう日々。

 

「来音はどうしてアメリカに来たの?」

「なんでわざわざアメリカでアニマルサイエンスなの?」

 

日常的にされる質問に、私は非常に困っていた。なぜそんな質問をするのかと腹が立ったりもした。来て勉強しているのだからそれでいいじゃないか、と。無駄にプライドの高いため、本心なんて絶対に話せない。そんな時決まって私は「気が付いたアメリカに来ていた。」とか「アニマルサイエンスの本場だからね。」とか「英語が好きだったから。」と苦笑いで答えた。だが、決まって心の中では「そんなの私だって分からないよ。」と静かに呟く。何より自分に嘘をついて生きているようで自己嫌悪に何度も陥った。

 

――この気持ちと約2年間ほど闘った。

 

 

それでも今は後悔していない理由3つ

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今も全く後悔していないかと言われれば簡単にイエスとは言えないかもしれない。しかし、私は自分の半生にとても納得しているし、満足している。アメリカで過ごした4年間が宝物のようにさえ感じているのだ。理由は主に3つある。

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1. 様々な人種の友人がたくさんできた

もし日本の大学に通い、平穏に暮らしていたら絶対に知り合わなかっただろう友人がたくさんできた。これが一番大きな理由だ。アメリカに初めて上陸したときには無論知り合いは一人もいなかった。全てのコミュニティーを自ら作っていかなければならなかったのだ。クラスに入っても日本人は一人もおらず、まだ片言しか話せない私はどこか孤独を感じてもいた。これから本当にこのような環境でやっていけるのか非常に不安だったのを覚えている。

 

一番初めのクラスで、教授が指示したことが聞き取れずに仕方なく隣のメキシコ人の女の子に声をかけた。そうすると、その子は丁寧に身振り手振りで教えてくれた。それから少しずつ授業以外でも話すようになり、いわゆる初めての友人となってくれたのだ。今でもその子とはSNSで繋がっていて時折連絡を取っている。

 

まさか初めのころには、多くの友人と卒業式に出席できるとは想像もできなかった。クラスやラボ、その他の活動で少しずつ知り合いや友人が自然と周りに増えていき、最後は空港までお見送りに来てくれるような優しい人々に巡り合うことができた。

 

私は日本人で、英語も上手くはなかった。それでもここまで仲良くなれるのは驚きと共に人生最大の発見であった。様々な人種のかけがえのない友人ができたのは私の誇りでもある。周りにはとても恵まれていたと感じる。

 

 

2. 視野がかなり広がった

一度アメリカに出てみることで、外側から日本を見ることができるようになった。日本の良さも改めて知ることができた。逆に改善すべき点も見えてきた。今までは日本にしか住んだことがなかったため、他国の生活と比べるという選択肢がなかったということだ。

 

例えば、日本のサービスは非常に良いという話をよく聞くが、日本にいるとその良さをいまいち体感することができない。アメリカのレストランなどに行くと日本のおもてなしがどれだけ素晴らしいものか大変よく分かった。

 

一方人と人との繋がりや関わり方はアメリカの方が暖かく感じることが多かった。アメリカ人は基本的にフレンドリーで積極的だと言われるが、まさにその通りだと身を以って知った。困っている人がいれば声をかけ、力を貸す。それが当たり前にできる人がよく見られた。

 

ある夕暮れ時、馬への餌やりを終え、キャンパスを歩いていると見ず知らずの女子大生が声をかけてきた。

「大丈夫?転んだりしたんじゃない?」

彼女は心配そうに眉を寄せ私に話しかけた。餌やり後だったため、服にたくさんの草が付着していたのだ。

「大丈夫!学校の馬の世話をしてたんだよ。ありがとうね!」

そう答えるとにこりと笑い、「それならよかった。よい一日を!」と言って去っていった。アメリカには、こういう心配りがさらっとできてしまう人がたくさんいたように思う。見習いたいと思うと同時に、なかなか難しいがこのような人が日本にも増えれば良いと感じたのである。

 

その他にも、様々な場所に行きアメリカならではの壮大な自然に触れる機会も多かった。その全てが今も私の中で生き続け、これからも人生の中で輝き続けるような気がするのだ。

 

 

3. 精一杯勉強し、アメリカの大学を卒業したことで自信がついた

アメリカの大学は、入学は簡単だが卒業は難しいという言葉を聞いたことがあるだろうか。私はそこまで感じることはなかったのだが、周りの状況からするとこれは事実だと思う。学部にもよるが、とにかくテストがたくさんあり成績もシビアに付けられる。特に私がいた学部は理系のため実験や小テスト定期テストなどが非常に多かった。

 

微生物学や動物学、有機化学などは比較的難易度が高いため単位を落とす人が多かったように思う。リテイクする友人もたくさん見てきた。コツコツと頑張って諦めなければ誰もが卒業できるだろうが、気持ちが切れるとなかなか難しいようだった。

 

母国語ではない英語で現地の学生と同じ授業を受け、大学を卒業できたことは何よりの自信となった。幸いなことに最優等で卒業することができた。初めのころは何度もレポートを書き直したり文法を間違ったりしていたのが、最後は現地の学生に頼られるまでになっていたのはとても喜ばしかった。苦しいことも確かにあったが、成し遂げて卒業式に参列した時の感動は今も忘れることができない。あれほどまでに晴れやかな気持ちを私はまだ知らない。

 

 

初めに、不本意な留学であったと書いたがその不本意な留学を充実したものにできるかどうかは留学中の自分の努力にかかっているのではないだろうか。私は留学中にいつも思っていたことがある。後悔ばかりだった初めの2年間思い続けたことだ。

 

「最後には絶対に『留学してよかった』と思えるように今がんばろう。できることを確実に、全力を尽くそう。」

 

私が今過去のことを何も隠さずに記録できるのは今までのことを全て受け入れ、現状に自分なりに満足できたからである。つまり、このアメリカ留学は成功したのだ。

 

覚悟がなければ留学してはいけない。失敗するだけだ。

 

これは間違いだと言いたい。留学中に色々なことを学び、感じ、やり遂げる覚悟をしていくことができればいいのである。

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