【動物マメ知識編】馬ってどうやって水を飲むの?
こんにちは、来音です。
密かに前の記事から1か月ほど空いてしまったのですが、あえてそのことには触れないことにします(笑)
この前仕事でポニーさんと同行していた時のこと…
とある小さいお子様連れのお母さんにこのようなことを質問されました。
「馬ってどうやって水を飲むんですか?猫とか犬は舌を使って飲みますよね!」
確かに言われてみれば水の飲み方に注目してもらったことないのでは…!!
そこで今回は馬の水の飲み方についてご紹介しようかと思います。
馬は1日にどれくらい水を飲むのか
馬の種類にもよるのだが、今回はサラブレッドについて話していく。
サラブレッドは一日に約20~40リットルもの水を飲む。
ご存知の方も多いかとは思うが馬は人間と同じように運動をしたり、暑かったりすると汗をたくさんかく生き物である。また、体も大きいため大量の水を飲むのだ。
その点では犬や猫とは異なる。犬猫は体の表面から汗をかくことができない。彼らは口呼吸を通して体温調節を行う。唯一犬猫が汗をかくことができる箇所は肉球だ。
参考までに犬の飲水量は40-60ml/㎏、猫の飲水量は20-45ml/㎏と言われている。
どの種類も夏の暑い時期は人間と同じく熱中症には気を付ける必要がある。
馬の水の飲み方とは??
馬がどのように水を飲んでいるのかご存知だろうか。冒頭にも少しお話した通り、あまり注目してみたことがないのではなかろうか。
ここでも我々の生活に馴染み深い犬猫と比べてみよう。
犬や猫は舌を裏側に丸め、お玉ですくうようにして水を飲む。よくよく観察すると分かるのだが、猫の場合は水の表面からすくい上げるようにして飲んでいる。一方で、犬はボールに水が入っている場合、猫よりも深く舌を付けて水を飲む。
それではここからが本題である。馬はどうやって水を飲むのか。
馬は水を吸うようにして飲む。人間と似たような水の飲み方だと言っていいだろう。
ストローで水を飲むような感覚と似ている。
一度にたくさんの水を飲むので、ごくごくとのどが動くのが見て取れる。
夏は馬も電解質を取ることが大切!
やはり汗をかくということは塩分も失われていくということになる。
人間も夏にはスポーツドリンクなど体液の濃度に近しい水分を取ることが必要になるだろう。馬も同様である。
特に夏場の運動後は、塩分を補わなくてはいけない。どのように塩分を取るのが有効だろうか。
1. 塩分(食塩など)を飼い葉に混ぜて補給させる
2. 鉱塩ブロックを置いておく
3. 馬用のスポーツドリンクを与える
鉱塩ブロックを置き、馬が自分自身で舐められるようにしておく場合は反対に塩分を摂りすぎないように注意しておくことも必要になる。
まとめ
これからまだしばらく暑い日々が続いていく。
動物はもちろん私たち人間もしっかりと水分を取ってこの猛暑を乗り切らなくてはならない。
また、ただ単に水分補給するだけでなく塩分も同時に取ることが必要である。
コロナに気を取られがちだが、熱中症にも気を付けて過ごそう。
今回の要点としてはただ一つ。
馬は水をちゅうちゅうと吸引するように飲むということだけである。
SNS情報
ツイッターも更新中です!ブログ更新の際にすぐにお知らせすることができるので是非フォローお願いします!
はてなブログに投稿しました #はてなブログ
— 来音ーRaineー (@raine0202) 2020年7月14日
【動物マメ知識】馬と人間の関わりはいつから?馬との歴史についてひも解いてみる - 矛盾留学生、来音の記録〜動物科学科の先〜https://t.co/rgoN6tFpqL
インスタグラムにもかわいい動物の写真を掲載中です!よろしくお願いします( ´∀` )
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 にほんブログ村にも参加中です!最後にぽちっとしてくれるとすごく励みになります。 どうぞよろしくお願いします。また、ぽちっとすると、人気のペットブログもチェックすることができるので、是非リンクを押してみてくださいね!