【あなたの愛犬は大丈夫?】犬にとっての歯周病の恐ろしさと歯のケア方法について調べてみた
こんばんは、来音です。
今日こそは!犬の健康に関してのブログを書こう!と急に思いつきました。
私たち人間もそうですが、歯って想像するよりも大切な体の部位です。歯の調子が悪ければ、いくらおいしい料理でも味わって食べることができません。なにより、ご飯が食べられなければ健康に関わります。
私自身昨年歯の調子が悪く、痛くて夜も眠れなかったことがあります。結局は歯医者さんの判断ミスによる虫歯の悪化だったのですが、本当に地獄のような痛みでした。
友人とせっかくおしゃれなカフェに行っても楽しく食事することができませんでした。何より食べることが恐怖で、食欲が出ません。
私たち人間は自分で自ら病院に行き、伝えることができるのでいいのですが、犬はそうもいきません。飼い主が日頃から歯のチェックまでしてあげるべきなのです。そうでなければ、手遅れになることだってあるのです。
今回は「歯の大切さ」について学んでいきたいと思います。
怖いのは虫歯ではなく歯周病!
犬の口の中の病気で一番怖いのは虫歯ではない。それどころか犬が虫歯になるのは非常に稀だと考えられている。なぜ犬は虫歯になりにくいのか。
それは犬の口内環境の中の性質に理由がある。犬の口の中はアルカリ性に傾いているとされる。虫歯を作る細菌は酸性の物質を作り出し、歯を溶かしていく。そのため、口の中がアルカリ性だと中和されるため、虫歯になりにくいのだそうだ。
他にもいくつか理由が存在する。犬の唾液には「アミラーゼ」という炭水化物を分解して糖に変える酵素が含まれていない。そのため、口の中で糖質が作られないので虫歯になりにくいと考えられている。
つまり、犬の口内の問題の中で最も多くみられるのが「歯周病」である。これは放っておくと非常に厄介なものである。
以下、詳しく説明していく。
犬の歯周病は恐ろしいもの
毎日犬の歯をチェックする飼い主様はどれくらいいらっしゃるだろうか。実は私も自分の飼い犬の口の中を毎日見ることはなかった。それこそ、子犬のときは頻繁に歯磨きをしてあげていたのだが、成犬になってからはあまりない。
歯の事を気にして、ご飯の後には歯磨きガムを与えるくらいだろうか。それから、歯垢が付きすぎていないかや黒ずんだ歯がないかは時折チェックしてみる。特に口臭がすごい時。
実際にあった出来事
私が動物病院でインターンをしていた頃、重度の歯周病で運ばれてきた小型犬がいた。
犬の歯垢除去は基本的に全身麻酔をかけてしか行うことができない。そのため、その時も小さな体に全身麻酔をかけて歯垢除去を行った。
だが、あまりにも歯周病が進みすぎていてほぼ全ての歯ががたつき、除去する力に耐えられない。獣医師の先生は「この歯もだめか。」と言いながら次々とぐらつく歯を抜いていった。犬歯さえももう使い物にならなくなっていたのだ。
かわいそうにその犬はご飯が食べられるか否かという程度まで歯を失った。しかも、なかなか麻酔から目覚めない。ある程度年を取っていたこともあり、舌をいくら引っ張っても手足を動かしてもしばらく意識が戻らなかった。
時間はかかったのだが、最終的には意識を取り戻して飼い主の元へ返された。私はほっと胸をなでおろした。
あまりにひどくなりすぎた歯周病を患う歯茎は歯を支えることができなくなり、抜歯される。人間のように差し歯にするなんてことはできない。
犬の最大の楽しみの一つでもある「食事」を奪いかねない歯周病。これは私たち飼い主の努力で防ぐことが十分可能な問題であることを心に留めておく必要がある。
歯周病の原因
歯周病の原因はずばり「歯垢の蓄積」だ。歯に付いた歯垢の中にはたくさんの細菌が潜んでいる。取り除かれることなく、付着し続けることによりそれは歯石という硬い物質に変わっていく。
歯石は硬いため、歯垢に比べ取り除くのが困難になる。どんどん分厚く蓄積していってしまう。そして、細菌は歯肉を脅かし始める。
歯周病がひどくなると…
歯周病の初期段階として「歯肉炎」というものがある。歯肉に炎症が起き、赤く腫れて出血しやすくなる。この段階ならばまだ治癒することが簡単である。
それが進んだ状態が「歯周炎」。この段階に来ると歯と歯肉の間に深く溝ができ、そこに更に歯垢や歯石が溜まりはじめ、歯がどんどんぐらつき始める。歯肉が歯を支えきれなくなってしまうからだ。ここまでくるとなかなか治癒することが難しく、重度の場合には抜歯するしかなくなる。
もし抜歯することもなく放置すれば、「根尖周囲膿瘍」や「歯瘻」と呼ばれる段階へ進む。歯の根っこの部分に膿瘍ができて目の下あたりが腫れたり、目の下に穴が開いたりする。
場合によっては、細菌が体内を巡り腎不全などになる犬もいる。
予防するにはどうすればいいのか
一番いいのは日々のはみがきだ。犬の歯ブラシにも様々な種類があるので、どれが一番合っているのか試してみるとよいだろう。
指に着けるタイプ
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歯ブラシタイプ
ビバテック シグワン 超小型犬用歯ブラシ 犬 デンタルケア 関東当日便 価格:520円 |
指全体が歯ブラシになるタイプ
トーラス フィンガー歯ブラシ (犬用歯みがき・歯ブラシ) #w-090242 価格:611円 |
また、歯磨きペーストも色々あるのでもし歯磨きを嫌がる犬ならばおいしい味をつけてあげると喜んでさせてくれるかもしれない。
チキンフレーバーは人気!
ビルバック 犬用・猫用 CET歯磨きペースト チキンフレーバー 70g 価格:2,052円 |
ピーチ味なんていうのもある
価格:1,430円 |
歯磨きができるおもちゃも有効だ。楽しく歯を掃除することができるなら犬にとっても一石二鳥だろう。
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ペティオ ペット歯ブラシトイ ボーン S (1個) 犬用おもちゃ デンタルケア 価格:591円 |
また、一番よく使われているのは「歯磨きガム」かもしれない。うちの犬もおやつ代わりのように喜んで食べてくれる。
ペットキッス 食後の歯みがきガム やわらかタイプ 超小型犬~小型犬用 エコノミーパック100g 1P 価格:705円 |
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ペティオ 素材さつまいも7歳やわらか 150g 【歯磨きガム/犬用おやつ/デンタルケアガム/小・中型犬サイズ】【犬用品/ペット・ペットグッズ/ペット用品】 価格:247円 |
このように歯のケア方法はたくさんあるので、始めやすいものから試してみるのもいいし別の方法にトライしてみるのもいい。歯垢の付きにくいタイプのドッグフードなどもある。
一番効果的なのはやはり直接磨いてあげることだ。歯石になるまえならば、簡単に除去してあげることができるので家庭で定期的に磨くのが一番だと言える。
まとめ
歯は人間も含め、全ての動物にとってとても大切なものである。特に犬は食べることが犬生の中でも幸せを感じることの1つであり、健康を維持するのにも重要なことだ。
長生きしてもらうためにも、私たち飼い主は彼らの歯もしっかりと気遣ってあげる必要がある。ケアの方法はたくさんあるので、愛犬と相談しながら決めることとしよう。
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